お召し列車運転用予備機であるEF58 60号機が、客車急行「桜島・高千穂」を牽いて到着した。ぶどう色の標準色に加え、車体全周に亘って取り付けられたステンレス製の飾り帯が眩しかった。 東京から遥々8時間掛けて到着し、僅かな停車時間の後、終着の西鹿児島まで「桜島」は鹿児島線経由で更に17時間半、日豊線経由の「高千穂」は20時間も要したとは、今ではとても信じ難い。 青森からは新製直後の485系1500番台「白鳥」が14時間掛けて到着し、列車線下りホームからは次々と寝台特急が出発し、A寝台車付近では新婚旅行の見送り風景で華やいでいた。 北コンコースには「急行 きたぐに 青森行」や「急行 立山3号 富山行」などの看板が掲げられ、その日の夜行列車の自由席を確保するために並ぶ位置が列車毎に指定されていた。 |
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「桜島・高千穂」のEF58 60号機 | |||
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